アレルギーとは
私たちの体には、異物(例えば、ウイルスや細菌など)から体を守る仕組みがあります。
この仕組みが、ある特定の異物(ダニやスギ花粉、食物など)に対して免疫が過剰に反応して、体に症状が引き起こされることを「アレルギー反応」といいます。
検査
アレルギーの検査で最もよく行われているのがアレルゲンに対する血液中の「IgE抗体」の測定です。
抗体は、体に入ってきた異物(非自己)と反応しますが、その中でアレルギーに関係するものがlgE抗体です。
現在、IgE抗体が測定可能なアレルゲン(アレルギー反応を引き起こす原因となる物質)は200種類以上あります。アレルゲンは1種類ずつ測定できますが、保険診療では1回に測定できる項目数に上限があります。また、1回に決められたアレルゲンを複数個測定できる試薬もあります。測定すると、それぞれのアレルゲンに対するIgE抗体の測定値とクラスという分類で結果が出ます。クラスは0~6の7段階で表記されており、クラス0が陰性、クラス1が陽性、クラス2~6が陽性と判断されます。
血液検査だけで調べることができるため簡便ですが、IgE抗体は症状がなくても検出されることがあります。症状がない場合は、アレルギーがあるとは必ずしもいえませんので注意が必要です。
当院ではView39というセットでアレルギーを検索させていただきます。
アレルギーの項目としましては、下記となります。
ハウスダスト、ヤケヒョウヒダニ、スギ、ヒノキ、ハンノキ(属)、シラカンバ(属)、カモガヤ、オオアワガエリ、ブタクサ、ヨモギ、アルテルナリア、アスペルギルス、カンジダ、マラセチア(属)、ネコ皮屑、イヌ皮屑、ゴキブリ、ガ、ラテックス、ミルク、卵白、オボムコイド、米、小麦、ソバ、大豆、ピーナッツ、リンゴ、キウイ、バナナ、ゴマ、豚肉、牛肉、鶏肉、エビ、カニ、サバ、サケ、マグロ
当院はこのような疾患に対応しております。
- 小児のぜん息
- 成人のぜん息
- アトピー性皮膚炎
- アレルギー性鼻炎
- 花粉症
- アレルギー性結膜炎
- 食物アレルギー
- 接触皮膚炎
- 蕁麻疹(じんましん)
- ラテックスアレルギー
- アナフィラキシー
- 職業性アレルギー疾患